ハウスメーカーの見積もりに
違和感を感じた阿見様
(静岡市葵区)

阿見様は、大手ハウスメーカーで建てて築20年以上経ったご自宅の塗装を検討されていました。
まずはそのハウスメーカーに連絡して見積もりを取ったところ、かなりの高額。とはいえ「テレビCMもしている有名な大手だからある程度想定していた」と、そこまで驚くほどではなかったそうです。
それよりも阿見様が気がかりだったのは、作業内容の説明に納得できなかったことでした。
見積もりを取るために家の外回りを調査してもらい、「屋根の上で音がしていて雨漏りが疑われる」という話だったので、原因として考えられることや、具体的にどんなふうに修繕していくのかを営業担当に尋ねたのですが、その説明が曖昧だったそうなのです。
さらに、幕板(1階と2階の間に帯のように取り付けられている板。写真参照)のネジが抜けていて板が波打っている状態だったのですが、そこをどう修繕するのかと聞くと「全部交換しないとダメです」という返答。
なぜ全部交換なのかと聞いても丁寧な説明がない。「しかも専門用語ばかり使って説明されて…これでは素人にはわからない」と、阿見様はとても不信感を覚えたそうです。

そこで地元のいくつかの塗装業者にも見積もりを依頼し、雨漏りや幕板の修繕をどのような形で行うのかも尋ねたのですが、どの業者の担当者も詳しい説明をしてくれない。
その上、見積もり額が異様に安い。
ハウスメーカーのように多数の外注を使わず自分たちで作業するので、その分だけ安いのはわかる。ただ、それを考慮してもあまりに異様な安さだったので「本当にこの金額でできるのか?」「手抜きされないか?」「後から追加の金額を要求されないか?」と不安になったそうです。

そんな折、たまたまポストに投函されていた私たち「一般社団法人 静岡県塗装職人協会」のチラシをご覧になり、さきほどのハウスメーカーや地元の塗装業者の対応をどう思うか話を聞きたい、とお電話いただいたのが、阿見様と出会うきっかけでした。
意外に見落とされているのですが、
塗装工事はほとんどの場合
「塗装以外の修繕工事」も
必要になります。
なぜなら、塗装工事を検討される時期は築10年、20年と経過した頃であり、その頃までに何の修繕もしていなければ、屋根や外壁だけでなく、建物のさまざまな箇所に劣化や不具合が出始めることがほとんどだからです。
そのため塗装業者は、塗装の知識や技術を持ち合わせているだけでは不十分なのです。
塗装工事の現場で必ずと言っていいほど出会う「屋根や外壁以外の劣化や不具合」に対し、いかに最適な修繕方法を判断して提案し、作業を行えるか。自分たちで修繕できないなら、最適な専門の職人をいかに迅速に手配できるか。
この経験値が塗装業者の優劣を決める極めて重要な要素となっているのです。
今回阿見様を担当した私・山路をはじめ他のスタッフも、塗装だけでなく建築にも約20年携わってきております。
そのため、塗装の見積もりのために建物調査をする中で見つかった「屋根や外壁以外の劣化や不具合」にも最適な修繕方法を即座に判断し、お客様に提案することができます。
その経験と実績から、阿見様には次のようにご説明しました。

私たちが工事を受注できるように
誘導しているわけではありません。
誤解のないようにお伝えしておきますが、私たちはあくまで「セカンドオピニオン」として阿見様に説明しており、私たちが工事を受注できるように誘導しているわけではありません。
事実、私たちのほうから「ウチならこうします、こんなことができます」と売り込んだことは一切ありません。
しかしながら、丁寧な説明に徹していると、お客様から「それ、おたくでもできるの?」と言われることがあるのも事実です。しかし、その場合でも作業内容を説明するだけで「ウチでお願いします」と売り込むことはしませんし、見積もりを依頼されても異様に安い見積もりは出しません。
塗装業界でもリフォーム業界でも、工事を受注したいがためにかなり安い見積もり額を提示し、受注して工事が始まるとあれこれと「想定していなかった建物の不具合」を指摘して「これは見積もりに含まれていないから追加しますよ」と次々に課金していく業者がまだまだ多く存在します。
チラシで「○○万円〜」というような金額提示をしている業者も多いですが、結果的にはその○○万円よりもはるかに高い金額を請求してくるケースがほとんどなのです。

逆に、見積もりを安くして受注したために、工事中に新たな不具合が見つかり、本来その箇所を交換する必要がある場合でも、自分たちの利益を減らしたくないため軽微な補修で済ませてしまうケースもあります。
同じ業界にいる者として、
私たちはこの状況を
看過することはできません。
だからこそ、私たちが見積もりを取ることになった際は「ハウスメーカーレベルの高い施工基準を、民間の塗装業者の金額で」という姿勢で臨んでいます。そして工事に取りかかった後に新たに生じる可能性がある工事についても、想定されるものはすべて事前に説明し、ある程度の予算感をお伝えしています。
さきほどもお伝えしたように、私たちは建築の経験も長く、塗装の現場で塗装以外の工事が必要となった時、その多くを自分たちで修繕してきた経験が豊富にあります。その場合は専門業者に依頼せずに済みますので高額な代金の追加もなく、お客様に「とても助かった」と感謝されたことも多々あります。
その結果、私たちからは一切売り込まないのに工事を受注することも少なくありません。
繰り返しで恐縮ですが、それを狙っているわけでは決してありません。ですが、どの塗装業者も「ウチでお願いします」とアピール合戦を繰り広げる中、私たちの「セカンドオピニオン」「売り込まない」という姿勢はお客様にとって新鮮で、安心感があるようです。
阿見様も、私たちの説明がとても納得行ったということで、最終的に私たちに工事をご依頼いただきました。結果、ハウスメーカーの見積もり額より大幅なコスト削減となり、近隣への配慮なども含めた工事のクオリティにも大変ご満足いただくことができました。

工事内容と費用の内訳を
ガラス張りにしない業者を
なくしたい。
今回の事例以外にも、私たちがセカンドオピニオンで訪問したり、工事を受注させていただいたお客様はたくさんいらっしゃいます。
その皆さんから必ず聞く言葉が、「工事の内容がわからなくて不安」「見積もり額や追加費用の根拠がわからなくて不安」というものです。
また、過去に工事をしたことがあるお客様からは「工事が始まってからいろんな不具合が見つかって『これは見積もりに入ってなかったから』と、追加、また追加となっていくのがいちばん嫌だった」というお話もお聞きしています。
これは当然だと思います。
そのため、私たちはセカンドオピニオンを提供する立場として、
・塗装工事以外に想定される追加工事とその内容
を必ず提示しております。
また、見積もりを求められた際は、追加工事が発生した際の概算見積もりも提出しております。
追加工事の内容も、さきほどの阿見様の事例のように、安易に部材を全面交換とするのではなく、私たちの長年の建築経験をフル活用して、可能な限り「使えるものは使う」という姿勢で臨んでおります。その結果、「適正な工事を適正な価格で行う」という提案が実現できております。
私たちからすればこれが当然であり、業界全体がこのような考え方になってほしいという想いがあります。
ありがたいことに、かつては大手のハウスメーカーから工事を請け負っていた地元の塗装会社・塗装職人さんが、私たちの姿勢に共感してくれて主要取引先を私たちにチェンジしてくださるようになったケースが増えています。

こうして塗装業界がお客様からさらに信頼されるようになっていくことが、私たちがずっと願っていたことでした。
もし、このような私たちのセカンドオピニオンが必要と感じられましたら、ぜひご相談ください。
まずは下記のボタンをクリックして、表示された相談フォームに必要事項をご入力の上送信してください。折り返し、概ね48時間以内に返信をさせていただきます。
(お電話でも承りますが、現場作業で電話に出られない時も多々あるため、相談フォームのご利用をおすすめしております)
(ボタンまたはフォームを貼り付け)
なお、ご相談いただいたからといって、すぐにご自宅を訪問するわけではありませんのでご安心ください。
必要であれば訪問いたしますが、基本的に、最初はインターネットのビデオ電話やLINE通話などでお話を伺います。その上で、ご希望があった場合に限り、ご自宅に伺って建物の状況を可能な限り詳しく調査させていただきます。

あなた様の不安を払拭するセカンドオピニオンを提供させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
それでは長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。

(ボタンまたはフォームを貼り付け)